「あまちゃん」放映中に話題となったおニャン子クラブへの言及
2013年に放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」。この作品の中で、おニャン子クラブの会員番号を使って特定のメンバーが名指しで言及されたことが話題となりました。
対象となったのは会員番号4番、6番、9番の3人のメンバーです。
会員番号4番・6番・9番は誰？
会員番号4番：新田恵利（にった えり）
新田恵利さんは、おニャン子クラブの会員番号4番として1985年4月1日にデビューしたスターティングメンバーです。
プロフィール
- 生年月日：1968年3月17日
- 出身地：埼玉県
- 活動期間：1985年4月1日 – 1986年9月26日
ソロ歌手としても活動し、デビュー曲「冬のオペラグラス」が代表曲として有名です。おニャン子クラブの初代リーダー的存在として、グループの「顔」を務めました。
現在の活動 2014年から実母の介護が始まり、2021年3月に在宅での看取りを経験。6年半にわたる介護を卒業し、その経験を綴った著書『悔いなし介護』（主婦の友社）を公刊しました。現在は介護の講演活動なども行っています。
会員番号6番：樹原亜紀（きはら あき）
樹原亜紀さんは、おニャン子クラブの会員番号6番として1985年4月1日にデビューし、1987年3月30日に卒業しました。
プロフィール
- 生年月日：1969年3月30日
- 出身地：神奈川県
- 本名：亜紀・ムール
高島忠夫の物真似「イェ～イ」が唯一にして最大の持ちネタで、立見里歌・山本スーザン久美子と並ぶおニャン子の三大色物キャラの一人とされていました。
ニャンギラスというおニャン子クラブ内のユニットのメンバーでもありました。
現在の生活 オランダ人と結婚し、子供2人をもうけています。
会員番号9番：名越美香（なごし みか）
名越美香さんは、おニャン子クラブの会員番号9番として1985年4月1日にデビューし、1986年9月26日に卒業しました。
プロフィール
- 出身地：埼玉県春日部市
樹原亜紀さんと同じく、ニャンギラスのメンバーでもありました。
「会員番号の唄」では「ステージ、スタジオ、プールで 泣いてばっかりいたせいで 水分がなくなって 背が小っちゃいの わるい？」という歌詞で紹介されていました。
現在の生活 香港人と結婚し、子供1人をもうけています。
「あまちゃん」での言及内容とは
元記事によれば、「あまちゃん」放映中に会員番号を使って以下のような内容が指摘されたとされています：
- 4番（新田恵利）：歌が下手
- 6番（樹原亜紀）と9番（名越美香）：なぜアイドルなのか疑問
これは一般的な視聴者の素朴な疑問として表現されたものでした。
新田恵利さんのブログでの反応
元記事では、新田恵利さんがブログでこの件についてコメントしたことが記されています。
新田恵利さんは1985年におニャン子クラブのスターティングメンバーとしてデビューし、グループの顔として活躍しました。長年にわたる芸能活動の中で、様々な評価を受けてきた彼女ならではの大人の対応だったと言えるでしょう。
おニャン子クラブとは
グループの概要
おニャン子クラブは、フジテレビのテレビ番組『夕やけニャンニャン』から誕生した女性アイドルグループで、1985年から1987年にかけて活動しました。
1985年4月1日に番組開始とともに芸能界デビューし、3か月後の1985年7月5日に発表したデビューシングル「セーラー服を脱がさないで」がヒットしてブレイクしました。
活動の特徴
会員番号制度、歌詞に含まれる独特のユーモア、本業の学生活動を優先させるクラブ活動的感覚での芸能活動で人気を博して一大ブームとなりました。
ニャンギラスとは
樹原亜紀さんと名越美香さんが所属していたニャンギラスは、おニャン子クラブ内のユニットです。お笑い要素の強いキャラクターで、おニャン子クラブの多様性を象徴する存在でした。
80年代アイドルの多様性
おニャン子クラブが革新的だったのは、従来のアイドル像にとらわれない多様なメンバー構成でした。
- 正統派美人アイドル：国生さゆり、工藤静香など
- ソロで活躍：新田恵利、渡辺満里奈など
- お笑い担当：樹原亜紀、立見里歌、山本スーザン久美子など
この多様性こそが、おニャン子クラブの魅力であり、後のAKB48などの大型アイドルグループの原型となりました。
会員番号制度の意義
おニャン子クラブの会員番号制度は、メンバー一人ひとりの個性を際立たせる仕組みでした。
「会員番号の唄」や「新・会員番号の唄」では、各メンバーの特徴や個性が歌詞で紹介されており、ファンはそれぞれの番号とキャラクターを覚えることができました。
「あまちゃん」とおニャン子クラブ
「あまちゃん」は1980年代のアイドル文化を題材にした作品で、おニャン子クラブへのオマージュも数多く含まれていました。劇中のアイドルグループ「GMT」も、おニャン子クラブをモデルにしたと言われています。
会員番号を使った言及は、当時のリアルな空気感を表現する演出の一つだったと考えられます。
まとめ
「あまちゃん」で言及された会員番号4番・6番・9番は、それぞれ新田恵利さん、樹原亜紀さん、名越美香さんのことでした。
3人とも個性的なキャラクターでおニャン子クラブを盛り上げ、グループの多様性を体現する存在でした。特に新田恵利さんはグループの顔として活躍し、現在も様々な分野で活動を続けています。
おニャン子クラブの魅力は、完璧なアイドル像ではなく、等身大の女の子たちの輝きにありました。それは30年以上経った今でも、多くの人々の心に残り続けています。
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